ブッチくん、名古屋へ上陸!子どもたちの笑顔が弾けた、小学校と院内学級での特別授業

ブッチくん、名古屋へ上陸!子どもたちの笑顔が弾けた、小学校と院内学級での特別授業

こんにちは!バーチャルオーシャンプロジェクトのゆうたです。

このプロジェクトでは、時間・場所・年齢・ハンディキャップに関わらず、誰もが海の世界を体験し、学べる機会を提供しています。

今回は10月2日(木)3日(金)の2日間、名古屋市の小学校と院内学級を訪問し、
「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」を行ってきました。

子どもたちのキラキラした瞳と笑顔にたくさん出会えた2日間の様子をお伝えします。

体育館が海になった日!春日井市立白山小学校での大冒険

10月2日、まずお邪魔したのは春日井市立白山小学校。
4年生38人の子どもたちが、体育館での特別授業に参加してくれました。

この日は内容盛りだくさんの3本立てです。
巨大なエアドームを使った「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」を中心に、VRゴーグルでの海中遊泳、そして「さかなかるた」を使ったゲームで、海の世界を丸ごと体験してもらいました。

体育館に出現したエアドーム!ブッチくんとの対話で深まる海への興味!

体育館に入るなり突如現れた巨大な黒いエアドームに、子どもたちは驚きの声をあげていました。
エアドームの中に入ると広がる海の世界に子どもたちのテンションが急上昇し、スタートするまでのワクワク感がスタッフ側にも伝わってきました。

ナビゲーターのジンベエザメのブッチくんが登場するとその熱気はさらにヒートアップしました。
みんな積極的にクイズに答えたりブッチくんに質問を投げかけたりとリアルタイムで繰り広げられる会話にすっかり夢中になってくれました。

楽しいクイズだけでなく、授業でも習った地球温暖化といった海洋問題の話題になると、子どもたちは真剣な表情になり、ブッチくんの話と目の前に広がる映像を集中して見ていました。

そして、授業の最後には先生が考えた地元の海に関するオリジナルクイズが出題されるとドームの中は大盛り上がりでした。

この問題は、みなさんも一緒に考えてみてください。

ちなみに、県魚は一匹ではなく複数制定されていたり、県魚ではなく県の旬の魚として定められている県もあったりします。

クイズの答えの愛知県の県魚だけでなく、地元の県魚なども調べてみると面白い発見があるかもしれません。

初めてのVR体験に発狂!さかなかるたゲームに熱狂!

エアドームの外では、VRゴーグルを使った海中体験と「さかなかるた」ゲームを実施しました。

ほとんどの子どもたちが初めてだというVR体験では、ゴーグルを装着した瞬間、目の前に広がるリアルな海の世界に「すごい!」「本当に海の中にいるみたい!」と大興奮!特にサメが迫ってくるシーンでは、楽しさと怖さで絶叫が響き渡りました。

体験後に感想を聞くと、「サメは怖かったけど面白かった!」「知らない海の世界を見られて楽しかった」と、バーチャルな世界を通して、海の美しさや生き物の多様性を肌で感じてくれたようでした。

ウロコの凹凸まで特殊な印刷技術で再現した「さかなかるた」では、読み札のヒントを頼りにカードを探すゲームで白熱しました。

知っている魚でも、模様だけを頼りに探すのは意外と難しいもので、子どもたちは遊びながら、自然と魚の知識を深めていました。

五感をフルに使って海の魅力や課題を学んだ子どもたちが、この体験を通じて海をより身近な存在に感じるきっかけになってくれたら嬉しいです。

子どもたちと先生方のみんなで一体となった大府特別支援学校の海の世界

翌日の10月3日は、名古屋大学医学部附属病院内にある、愛知県立大府特別支援学校にお邪魔しました。

教室にいる子どもたちと、病室からZoomで参加してくれる子どもたち、合わせて21名の小中学生と一緒に探検ツアーへ出発です。
TVモニターを使った「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」と、VRゴーグルによる海体験を行いました。

始まる前に配った「いきものシート」を真剣に読み込んでブッチくんがくるのを待ってくれていました。
探検ツアーが始まると、登場したブッチくんの掛け声やクイズに対して教室とZoomから元気いっぱいの声で答えてくれました。

ブッチくんがZoomで参加している生徒さんの名前を呼ぶと、呼ばれたご本人以上に先生が喜んでくださる姿は、本当に忘れられません。
子どもたちが楽しそうに授業に参加する姿が、先生方にとっても大きな喜びなのだと、胸が熱くなりました。

探検ツアーの後はVRゴーグルで海中遊泳へ。

探検ツアーから戻ってきたあとに、教室の子どもたち、病室にいる子どもたちにVRゴーグルをつけて360度の海の世界を体験してもらいました。

先生方からは「病室の子どもたちも、初めて見るVRの世界に驚いたり喜んだり、普段見ることができない海の世界を楽しんでくれていましたよ」と教えていただき、このプロジェクトの「いつでも、どこでも、誰にでも」という思いを、一つ形にできたことを実感しました。

冒険の先にあった、子どもたちの成長と笑顔

小学校、院内学級ともに学校という場で、いつも一緒にいる友達と体験を共有することで、イベントとはまた違った一体感や深い学びが生まれることを、肌で感じることができました。

バーチャルな体験ではありますが、この「今までにない海体験」が子どもたちの心に残る思い出となり、海を身近に感じる特別な時間になってくれていたら、これ以上嬉しいことはありません。

また、今回の2日間の授業を通してわかったことは、小学校でも院内学級でも
「ブッチくんの先生いじり」は子どもたちと先生方の両方に大ウケする鉄板の盛り上がりポイントだということでした!