病院にいながら海を体験、子どもたちに届けた「海の大冒険！ブッチくんと学ぶ探検ツアー！」

株式会社ワールドエッグスは、一般社団法人自然科学体験学習ネットワークとともに、場所や時間、ハンディキャップの有無などを問わず、誰もが海の世界を体験できる「バーチャルオーシャンプロジェクト」を推進しています。

同プロジェクトは2025年11月27日(木)、島根大学医学部附属病院で通院中・入院中の子どもたちを対象に、最新技術を用いて海の魅力をリアルに体感し、海をより身近な存在として感じてもらうことを目的とした「海の大冒険！ブッチくんと学ぶ探検ツアー！」を実施しました。

このイベントは、病院という制約のある環境の中でも、五感を通じて海に親しみ、その魅力や課題への理解を深めることを目指した取り組みです。通院・入院中の子どもたち18人と、保護者や先生を含む計55人が参加しました。

午前中は、島根大学医学部附属病院の体育館にエアドームを設置し、360度全方位に広がる海中映像を体験するプログラムを実施しました。ドームの中では、ナビゲーター役のジンベエザメ「ブッチくん」が登場し、子どもたちに呼びかけながら、魚の種類や地球温暖化、地元・島根の海に関するクイズを展開しました。車椅子を利用しているお子さんや点滴中のお子さんも同じ空間で体験に参加し、明るい表情を見せていました。

午後は会場を小児センターの多目的ルームに移し、スクリーンを用いた同様のプログラムを実施しました。ベッドのまま参加した子どもたちも、映像とブッチくんの解説に集中し、静かに聞き入る様子が見られました。保護者からは、普段とは違う表情で楽しむ姿を見られたという声も聞かれました。

あわせて、VRゴーグルによる海中遊泳体験や、魚の鱗の凹凸を再現した「さかなかるた」の展示も行い、多角的なアプローチを通して海への興味関心を深めていただける場としました。

今回のイベントは、病院で治療に向き合う子どもたちが海について学び、その魅力に親しみを深める機会となったと同時に、日常から少し離れて心を解きほぐす、レクリエーションの場を提供する取り組みにもなれた考えています。ワールドエッグスは今後も、バーチャルオーシャンプロジェクトを通じて、誰もが海の魅力に触れられる体験の場づくりを進めていきます。

イベントの詳細は、プレスリリースをご参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000428.000161057.html

一般社団法人 自然科学体験学習ネットワーク
https://www.virtualocean.jp