大村湾で安全に楽しく遊ぶ「大村湾カヌー・SUPツーリング」を開催
株式会社ワールドエッグスは、一般社団法人大村湾ワンダーベイ(長崎県西彼杵郡時津町)とともに、「大村湾ワンダーベイプロジェクト」を推進しています。
2025年9月20日(土)に、大村湾の特徴を知り、海で安全に楽しく遊ぶ方法を学ぶ「大村湾カヌー・SUPツーリング」を開催しました。
大村湾は超閉鎖性海域と呼ばれ、湾口(外洋への出入り口)が狭く海水の入れ替わりが少ないため、波は穏やかですが「絶対に安全」とは言い切れません。本イベントは、毎年発生している海難事故の実態を知り、事故を防ぎながら安全に海を楽しむ知識の習得と、大村湾の特性をアクティビティを通して体感することを目的としています。

まず、ライフセーバーの冨田氏による「海の安全講習会」が行われました。
冨田氏は、
「溺れた経験がある人の約半数は25m以上泳げたというデータもあります。泳力があっても溺れることはあります。誰にでも事故のリスクがあるので、事前の備えが大切です」
と語り、ライフジャケットの正しい着用方法や海上での方向転換、救助される際の対応などを実践を交えて説明しました。
さらに「SUPから落ちた際など、自分で対応できることも大切ですが、どうにもできないときは必ず助けを呼んでください」とのアドバイスがあり、参加者たちは真剣に耳を傾け、溺れることを「自分ごと」として捉えている様子でした。


その後、参加者たちはライフジャケットを正しく着用し、ワクワクした表情でカヌーやSUPに乗り込み、大村湾へ繰り出します。
初心者の参加者は最初こそ恐る恐るでしたが、すぐに慣れてスイスイと大村湾を進み、1時間ほどのアクティビティを楽しみました。終了後は満足感にあふれた笑顔で陸に戻ってきました。
参加者からは、
「SUPは初めてだったけれど、思ったより難しくなくてとても楽しかった」
「海難事故が交通事故よりも増加傾向にあることは知らなかった。もし海に落ちてしまったら落ち着いて行動したい」
といった声が寄せられ、大村湾への親しみとともに、海の安全についても学びを深め、充実した体験となったようです。


当社では、このほかにも海の安全啓発に力を入れています。一般財団法人うみらい環境財団からの委託事業「日本財団 海のそなえプロジェクト」では、SNS等(※)を通じて「どんな場面で溺れやすいのか」をわかりやすく紹介し、注意を呼びかけています。
こうした情報発信を通じて、少しでも多くの方に海の安全を「自分ごと」として意識していただければ、うれしく思います。
イベントの詳細概要は、プレスリリースを参照ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000263.000161057.html