海ノ民話アニメーション2本が「京都アニものづくりアワード2025」最終選考にノミネート!

株式会社ワールドエッグスは、一般社団法人日本昔ばなし協会とともに、「日本財団 海ノ民話のまちプロジェクト」を推進しています。このプロジェクトは、日本各地に伝わる無形文化財である「海にまつわる民話」をアニメ化し、「海ノ民話アニメーション」と名付けてアーカイブし、次世代へ語り継ぐことを目的としています。
同プロジェクトが2024年度に制作した短編アニメ2本がこのたび、「京都アニものづくりアワード2025」地方創生部門の最終選考にノミネートされました。
このうち、北海道函館市に伝わる民話を題材とした「ムイとアワビの合戦」は、仲が悪く、いつも争っていた2種類の貝の所業を見かねた神が、貝の生息地を東と西に分けた――というお話。

同作品は、函館市の「海洋に関するSTEAM教育」の一環として採用されたほか、8月に実施された「はこだて国際科学祭」でもトークイベントの題材として選ばれました。
もう1本の作品は、山梨県甲府市に伝わる民話を題材とした「弦間八兵衛と鮫(げんまはちべえとさめ)」。甲斐国の弓名人・弦間八兵衛は、船を襲おうとするサメを弓で撃退したが、後日、浜辺を歩いているとあの時のサメの骨が打ち上げられているのを見かけ――というお話。

甲府市内で開いたアニメ完成記念上映会では、アニメ監督や有識者を招いたトークショーを実施。江戸時代に実在した弦間八兵衛の人物像や、当時の武家の暮らしについての解説に加え、物流の視点から現代まで続く「海なし県」山梨と海とのつながりを紐解きました。今後は、市内の小学校で展開される「放課後子ども教室」において、地域学習の教材として広く活用される予定です。
京都アニものづくりアワード2025のグランプリおよび各部門の入賞発表、および授賞式は9月20日(土)に京都で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア2025(京まふ)」にて行われる予定です。
▼京都アニモノづくりアワード2025 公式サイト
https://animono.jp/2025nominated.php