海の落語出前授業 流山市立市野谷小学校

こんにちは、ワールドエッグスの高田奨です。
私が携わる海の落語プロジェクトは、日本の伝統文化である落語の笑いを通じて、海の問題を楽しく学ぶという理念のもと活動しており、さまざまな学校で出前授業を行っています、
今回は、先日、千葉県の流山市立市野谷小学校で開催した出前授業の様子を紹介します。
市野谷小学校は、昨年4月に開校したばかりの新しい小学校で、様々な民間企業やNPOと連携して、その知見や技術を学校教育に活かす官民連携教育を推進されています。
今回は、4年生を対象とした、落語とSDGs教育を兼ねた授業の一環としてお招きいただきました。
海の落語出前授業は、落語家による創作”海落語”の披露と、環境ナビゲーターによるトークの2部構成で様々な海の問題について学びます。
今回の授業テーマは「海ごみ」ということで、まずは、弁財亭和泉さんが海落語「プラスチック奇譚」を披露。浜辺のプラスチックごみが幽霊に化けて出るという一見、奇天烈なお話からは、海ごみが増えてしまう問題の原因や、ごみを分別することの大切さを学べました。
子どもたちも和泉さんの話術に引き込まれ真剣に見ている様子で、「うらめしや~」というセリフに会場は何度も笑い声が溢れました。


続いて、環境ナビゲーターの井手迫義和さんの授業では、映像やスライドを使って「海ごみ」についてさらに深掘りしていきます。
海ごみが増えてしまう原因や海洋生物に及ぼす影響などクイズを交えて学習。井手迫さんの軽快なトークに、子どもたちも楽しみながら授業に参加していましたが、想像以上の海ごみの排出量や影響力のお話に、時折、驚きの声が漏れていました。


今回も、楽しい授業を通じて、海の問題をしっかりと考える機会を提供できましたが、やはりこれは、落語家の和泉さん、環境ナビゲーターの井手迫さんの話術があってこそ。
子どもたちの興味を持ってもらうための技術や工夫はとても重要だと、改めて勉強させていただきました。これからも様々な地域の方々に向けて、笑いを通じて海の魅力や問題を発信できればと思います。
