【たまごの働き方】「最初はネガティブのオンパレードだった」社員たちの意識が、たった3時間で変わったハラスメント研修

こんにちは!プロデューサーの島津です。

「ハラスメント研修」と聞くと、義務感や堅苦しさを感じるかもしれません。しかし、私たちワールドエッグスが目指したのは、単なるルール順守ではなく、「誰もが安心して、最高の創造性を発揮できる『場(文化)』を創ること」です。

事業が成長するにつれて、社員数が増え、所属の異なる方々と仕事をすることもあり、多様な働き方で成り立つ組織だからこそ、足元の「信頼関係」を築き直す必要がありました。そのような背景から、ワールドエッグスとしては初の試みとなるハラスメント研修を実施。

今回、企画担当の総務・順子さんと、研修を受けたスミスさん、悠貴さんを交えて、研修の舞台裏と、そこから生まれたハッとする気づきを私、島津がレポートします。

【参加者】

ファシリテーター:島津
総務:順子さん(ハラスメント研修を企画・推進)
Wonder Wave事業:スミスさん
Social事業:悠貴さん

「起きてから対処」ではなく「何も起きない状態」を

研修を企画・推進した総務の順子さんに、ハラスメント研修の狙いを伺いました。

島津: 今回、ハラスメント研修を実施した狙いや、企画された総務側としての思いを教えてください。

順子さん: 会社の人数が少しずつ多くなってきて、「あの人誰だっけ?」ということが見受けられるようになりました。それと同時に、正しい人間関係を築く会話の仕方ができていないという声が、社内からあがってくるようになり。それをきっかけに、誰もが安心して長く気持ちよく会社で働いてもらうにはどうすればいいか、と考えるようになりました。私としては、会社のお母さん的な存在でありたいという思いから、何か起きてから対処するのではなく、何も起きない状態を作ることを目指したいと考えて、今回の研修実施に至りました。

「言った本人に悪気がない」すれ違いをなくすために

島津: その中で、なぜ「ハラスメント」というテーマを選ばれたのでしょうか?

順子さん: 「ハラスメント」について、実際にはちゃんと気づけていないんだろうなっていうことがありました。言った本人には悪気がないとか、昔は当たり前だったとか、上司の立場の人からすると注意のつもりだったとか、このような考え方のすれ違いで、社員と役員との関係が悪くなることもあります。知らないうちに誰かを傷つけてしまってるケースが多いので、特にマネジメントをする立場の方には、気づいてほしいと思っていました。

「相手の立場を知る」ことと「振り返るきっかけ」

島津: 社員の皆さんに、この研修を通じて特にこうなってほしい、という期待はありますか?

順子さん: 仕事をする上で、大事なことは2つあると思っています。1つ目は、「相手の立場を知る」こと。相手の立場を分かっていれば、自然と自分の言動に注意を向けることができます。2つ目は、「自分の言動を振り返るきっかけを持つ」こと。言動を振り返って、改善するべき点があれば、その後フォローすることで良い関係性を保つことができます。

「笑顔で受けられる先生を」講師の選定に込めた思い

島津: 今回のハラスメント研修の講師の方は、どのような基準で選ばれたのでしょうか?

順子さん:3時間という少し長めの時間、初めての研修、そして「研修」と聞いて少し構えている方々の事を考えると、聞くだけの一方通行な研修は適していないかもしれないと考えました。なので、 研修を専門とする会社には、「笑顔で楽しく受けられるような先生にお願いしたいです」とリクエストしました。ちなみに、研修時間は3時間だったのですが、役員との話し合いを重ねる中で、今後に向けて必要と考えられる学びを整理・精査した結果、今回はこの時間での構成となりました。今回のハラスメント研修は、社をリードする役員が積極的に取り組んでくれたことが印象的でした。

「義務的で堅苦しい」から、当事者意識が高まった理由

総務の順子さんにお話を聞いたところで、実際に参加したスミスさんと悠貴さんに、研修前後のイメージの変化と、そこで得た気づきを伺いました。

島津: まず、ハラスメント研修と聞いて、元々どんなイメージを持っていたか教えてください。

悠貴さん: ハラスメントという言葉から、すぐに浮かんだのがセクハラとパワハラでした。世の中には、ハラスメントに関する情報が溢れているので、なんとなくこんなこと言われるんだろうな、と予想はしてました。いわゆる大企業で、バブルを生きた部長さんとか、その年代向けの研修というイメージがどうしてもありましたね。

スミスさん: 私も、最初のイメージだとネガティブなイメージがすごく強くて。全員参加だし朝一だし、講義の時間3時間かぁ、みたいなネガティブのオンパレードだったんですけれど(笑)。

島津: 実際に研修を受けてみて、イメージは変わりましたか?

スミスさん: もう始まってみたら講師の方がとにかくお話が上手だったっていうので、一気に引き込まれました。話を聞くばっかりじゃなく、自分の考えを書く時間、仲間と話し合う時間とか、聞く・書く・話すといったバランスがすごく良かったなと。何でもハラスメントになってしまう世の中なので、今回その構造を知ることができたのが良かったです。

悠貴さん: ハラスメントという言葉から連想されることとは違い、研修では人間関係の本質について話していただいたのかなと思います。結局、信頼関係があれば、プライベートのことについて話をしても大丈夫なケースもあると思うんですね。だからこそ、信頼関係をしっかり構築するべきというお話しだったので、なんか思ってたものとはいい意味で全然違って、聞いてて面白いし、思わずメモしたくなる内容でした。

「信頼」があればハラスメントは起こらない

最後に、参加者全員で、今回のハラスメント研修をどのように職場で活かしていくのかを語り合いました。

島津: 研修の中で印象に残った言葉や、ハッとさせられた視点があれば教えてください。

スミスさん: 私的にすごく心に残った言葉は、先生がおっしゃった「信頼があればハラスメントは起こらない」です。本当に「確かに!」と思いました。対話する相手へのリスペクトや感謝は大事よね、と再確認しました。文句も言い合えるような仲(チーム)っていうのがすごく必要というか、私が目指すチームだなと思います。

悠貴さん: 私は、「管理者は“人仕事”をすることがマネジメントだ」っていう言葉になるほどなと思いました。あとは、感情のコントロールに関するお話も、忙しくなると「うわーっ」と余裕がなくなることが多く、そのまま「うわーっ」と返信することがあったので、今後は、ちゃんとひと呼吸置くこと、言葉を発することの意味を考えて発言しなきゃいけないなと思いました。

順子さん: 私は、ハラスメントをしてしまう人は、「自分にうぬぼれてる」と先生がおっしゃっていたことです。自分自身も、カーッとなってる時は余裕がないので、悪意があるなしに関わらず、自分が言うことは大丈夫、相手はきっと分かってくれると、勝手に思い込んでる時があるかもしれず、それは、知らないうちに相手を追い込んでしまう原因になるんだと改めて思いました。

今後、あればいいなと思う学びの機会は?

島津: 今後、こういう学びだったり、「横の繋がり」や「リスペクト」を深める機会があれば良いなと思うことがあれば教えてください。

スミスさん: 今もありますが、年末の忘年会や年始の朝礼会といった、ちゃんと集まれるコミュニケーションの場があると嬉しいです。

悠貴さん: 以前「人生折れ線グラフ」を作って、自分のことをチームメンバーと話す、ということをやったことがありました。自分だったら一番楽しかったのは大学時代で、こういうことがあったなどを話します。そういうのができるといいなと思いました。知っているメンバーでも、また新しい側面が見えると思うので。

順子さん: 私は、先生から紹介のあった「プロフィールカード」を作るのがすごくいいなと思いました。というのは、人はみな承認欲求があって、好きなことを知ってほしいという気持ちがあるのが自然だと思っているからです。「私、実はこれが好きなんです」というプロフィールカードを、今後どういう見せ方で、どういうフォーマットでやるか、というのがこれからの私の課題です。年明けから徐々に取り組み、みんなで一気に公開するのか、記事で定期的に公開するのか、運用を考えています。

今回の研修は、私たちワールドエッグスにとって、「立ち止まって、対話する」ための重要なステップとなりました。
「信頼があればハラスメントは起こらない」という言葉の通り、社員同士の相互のリスペクトと心理的安全性という土台の上で、私たちは社会を動かす「物語」を今後も生み出し続けていこうと思います!