リアス式海岸の恵みを感じる 岩手県宮古市視察

こんにちは!出張大好きでおなじみの世古(せこ)です。
今回は「海旅視察」の第二弾として岩手県宮古市に行ってきました!

海旅プロジェクトとは今年から本格実施スタートする新規事業で、「海×食×旅」の新しい形を模索します!従来のガストロノミーツーリズムと一味違い、「海と暮らす街」のディープな日常を味わう旅・・・

地元の食材の一番おいしい食べ方から、漁師さんおすすめのお店、実際に海に出て食材調達など、さまざまな方向から地元密着で「旅」を考えます。

東京から新幹線で盛岡駅に到着し、
そのあとはレンタカーで宮古市に向かいました。

宮古市に到着した頃にはお昼どきだったので、
地元で評判の寿司屋「魚正」さんへ。到着したらすぐ海鮮。
海旅チームはテンポがいいんだぜ。

全部美味しかったですが、サーモンとウニは別格でした。
サーモンは「宮古トラウトサーモン」というご当地ブランドサーモンで、
身が締まっていて、色も鮮やかで芸術品のようで食べるのがもったいなかったです。(秒で食べました)

ウニは鮮度がよく、雑味がなく、とにかく甘味が強く宮古のポテンシャルを感じました。
ちなみにセコちゃんは「チョコミントよりもア・ナ・ゴ」が好きです!!

最高のランチを堪能した後は、宮古が誇る景勝地、「浄土ヶ浜」へ。

トンネルをくぐると、、、、、

青と白がマブシイ、見事な入り江が現れました!

いやーー、、、しばらく見とれてしまいました。
あの宮沢賢治も眺めた景色だそうですよ。
こんな浜でプロポーズしたら成功確率が上がりそう(確信)。
世古の将来のプロポーズ候補地に新たに加えました。

完全にテンションの上がったメンバーたちはボートに乗り込みます。

沖からもこの景色を眺めたい、、、
風は吹いていたけれど頑張ってボートを漕ぎました。
風ニモマケズって感じです。(世古は腰が痛いので一切漕ぎませんでした)

続いて、宮古市重茂(おもえ)エリアにある「えんやぁどっと」にお邪魔しました。

「えんやぁどっと」と海旅プロデューサーの富田さん。以下、富田P。

えんやぁどっとは重茂漁協が運営する、水産体験交流館。
宮古市の漁業や漁師のめし、水産加工品など水産業を楽しみながら体験できます。
わかめやこんぶ、あわび、うに、季節の活魚など重茂の海産物を販売しています。

えんやぁどっと:https://www.jfomoe.or.jp/peninsula/enyaa/index.html

ここでは、重茂漁協の方から地域の魅力やポテンシャルについてヒアリングしました。
そのあとは重茂の町内と漁港をてくてくと散策しました。

ひぐらしの鳴き声と、波の音が調和する、とても落ち着いた雰囲気。

今回の海旅視察のお宿「海のみやこ」。
中村さん夫婦が営む民泊タイプのお宿で、
漁師でもあるご夫婦が獲った新鮮な海の幸をいただきました。

特にマゾイの熟成されたお刺身とガザミのお味噌汁がとっても美味しかったです!

翌朝は、重茂漁協のご厚意で「密漁監視船」に同乗させていただきました!

密漁者がいないかと、リアス式海岸を眺めていると現れたのは、

「魹ヶ埼(とどがさき)灯台」!

魹ヶ崎は本州最東端の地として知られ、
この灯台へのアクセスは陸路だと最寄りの駐車場から60分かかるそうです!

灯台ってなかなか見る機会はありませんが、
もし見られたとしても陸側からなんですよねーーー。
海側から見るのが本来の灯台の役目なので、
海の上から見る灯台は、なんだか堂々としていてかっこよかったです。
貴重な体験をさせていただきました。

こんな感じで断崖絶壁の海岸線に沿って船は走ります。
地層、断層フェチにはたまらないはず。

この起伏の激しいリアス式海岸が豊かな海の幸を育むのか、、、
帰港すると、今度は中村さんの作業場にお邪魔してウニむき体験!

富田Pはウニに触ること自体、初だったのでしばらく観察タイム。

「割るぞー割るぞー」といいつつ、なかなか割らない富田P。

富田Pの持つアイテムは、うに割り専用の道具。
ザクっと刺してパカってかんじで開きます。

パカっ!割った状態はこんな感じ。黄色い可食部が見えてきたぞ!
割ったウニの可食部を今度はスプーン的な道具で取り出して、、
ざるに集めていく。だんだんよく見るウニの姿になってきたね!

今度は、可食部についている黒い部分を取り除く作業。
乱暴にやると黄色い部分が崩れちゃうから優しく、丁寧に、、、

こんなかんじで黄色い可食部だけになったら完了!

たくさんのウニを割っても可食部はちょっとしか取れないので
ウニ漁師さんの苦労を実感しました。

今後ウニを食べる時はもっと大切に食べようと思います。

割れたウニの殻たち。ありがとう、おいしくいただきます。

ちなみにこちらがさっき集めた黄色の可食部を専用容器に詰めた状態。
こんなかんじで出荷されます。

これだけウニと触れ合うと思うことは一つ、、、、

「ウニ食いてえ」

ということで前日に行った「えんやぁどっと」に車を走らせます。
あそこには「ウニご飯定食」があるのだ!!!

「えんやぁどっと」と海旅メンバーの久保姉さん。

わかめラーメン、、、、美味しそう、、、ラーメンもいいな
ここでしか味わえない、、肉厚、、、ドッサリ、、、だと、、、

「ウニごはん定食」を食べるつもりが「わかめラーメン」に後ろ髪を引かれる。
わかめは髪に良い食品と言われるのに、世古の髪をぐいぐい引っ張る、、

でもちゃんとウニごはんを注文。

ウニごはんは、もちろん濃厚でおいしゅうございました。
かみしめるごとにウニの旨味が広がる。
ウニを通してリアス式海岸を感じられる。
うーーん、、、ウニがきこえる。

びろっびろに後ろ髪を引っ張られた世古を見かねたのか、姉さんが
わかめラーメンを分けてくれた。 髪!間違えた、神!

わかめがやわらかい、、、そして肉厚。もはやチャーシューの必要性は感じない。
スープは出汁がしっかりしていて、舌の上に潮騒が迫る感じ。
しっかりと宮古市重茂の海の幸を堪能しました。
これは皆さんにもぜひ味わっていただきたい!!

そしてこの旅も終盤、、、

旅と言ったらおみやげだよね!
ということで地元民おすすめの「宮古市魚菜市場」を訪れました。

宮古市魚菜市場:https://www.gyosai.jp/

こんなかんじで屋内にたくさんの商店が入っていました!

魚の種類が豊富。タラやソイ、ホヤなど三陸らしい魚がちらほら。

今回の視察を通じて、岩手県宮古市の海の豊かさや、多様な食文化を実感しました。
海の幸の魅力や町のあり方がそこに住む人々の生活に深く根付いていて、
一週間くらいゆっくりと滞在してみたいなと感じました。

今後は、今回得た知見をもとに海旅についてさらに考えていきたいと思います!