環境・防災・文化・教育を「持続的な仕組み」へ。「ソーシャルIPフォーラム」開催

「ソーシャルIPフォーラム」は、社会活動や公共プロジェクトを、人が参加し、語り、応援したくなる「IP」として、意図的に設計するための考え方と方法論を共有する場です。

ここでいう「IP」とは、活動そのものに名前と世界観を与え、関わり方をあらかじめ描くことで、人の感情や行動が自然と結びつき、ファンダムや経済圏へと広がっていくあり方を指します。

「世界遺産」や「オリンピック」、「万博」などは、単なる制度やイベントではありません。参加すること自体に意味があり、語り継がれ、次の人へと手渡されていく。その体験の重なりが、社会に共有される存在として機能してきました。

本フォーラムでは、「エンタメIP」で培われてきた「物語と世界観」「参加体験」「ファンダム」「経済圏」という視点を手がかりに、社会の取り組みを最初から「IP」として描くには、何が必要かを議論します。社会を動かすのは正しさではなく、人が時間と感情を差し出し、「関わりたい」と思えるかどうか。そのための描き方と実装の仕方を、実践者同士で言葉にし、共有することが、このフォーラムの目的です。

開催概要

日時2026年2月18日(水) 17:00開場
スケジュール17:00〜17:30 受付
17:30〜19:30 フォーラム本体
19:30〜20:30 名刺交換会
会場日本経済大学STATIO(学校法人都築学園)
​〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町1番3号
渋谷サクラステージ セントラルビル A2棟 7階
JR渋谷駅「新南改札」 徒歩 約1分
参加費無料(事前登録制)
定員150名

フォーラムで扱う3つのテーマ

① 海洋・流域テーマにおけるソーシャルIPの創出

「日本航海道」「ニッポンむかしばなし」「海食」「Water Scope」など、
海洋・流域をテーマとした社会デザインを、いかにソーシャルIP化していくかを扱う。

② 「社会貢献経済圏」を生み出すための仕組みや価値づくり

ソーシャルIPに経済圏を生み出すためには、企業や個人の「推し」を生み出し、
継続的な支援や応援が必要だが、どうあれば企業価値の向上に寄与し、
その支援や貢献が経済価値に還元できるのかを議論する。

③ エンタメコンテンツのソーシャルIP化について

物語の世界観やキャラクターが学び・観光・文化継承と結びつき、
ゲーム・舞台・アニメ・マンガへ広がっていく中で、
「推すことが社会参加になる構造」 をどう設計するかを議論する。

プログラム・登壇者(予定)

○全体進行・ファシリテーション
波房克典((株)ワールドエッグス代表取締役)
田中イデア(放送作家集団プラトン企画代表)

●キートーク
波房克典((株)ワールドエッグス代表取締役)
田中イデア(放送作家集団プラトン企画代表)

●セッション① 「海洋・流域テーマにおけるソーシャルIPの創出」
中井徳太郎((公財)三千年の未来会議代表理事)
池ノ上真一(北海商科大学教授)
嶋田俊平((株)さとゆめ代表取締役)

●セッション② 「社会貢献経済圏」を生み出すための仕組みや価値づくり
亀山淳史郎((株)サイニング代表取締役)
佐藤明((株)バリュークリエイト代表取締役)
佐藤正隆((株)コングラント代表取締役)

●セッション③ エンタメコンテンツのソーシャルIP化
小栗徳丸(世界コスプレサミット実行委員長)
齋田友徳(ハウンズトゥース・ジェイピー代表)
大木秀幸 ((株)インターFM897代表取締役社長)

●エンディングトーク
波房克典((株)ワールドエッグス代表取締役)
田中イデア(放送作家集団プラトン企画代表)