「海ノ民話アニメーション」制作の裏側へ!5分30秒に込められた熱意と技術

ワールドエッグスの吉田さおりです(^-^)

12月に入り、街もすっかり年末の雰囲気ですね。 さて、今回は普段なかなかお見せすることのできない、「海ノ民話アニメーション」の制作現場の様子をレポートしたいと思います!

私自身、アニメーション制作の現場に足を踏み入れるのは初めてのこと。まさに「未知の世界」への潜入です♪

「海ノ民話アニメーション」は、約5分30秒の短編。 ですが、このわずか5分半の世界を作り上げるために、本当にたくさんの方々が関わり、途方もない熱量が注がれていることを改めて肌で感じました。

作家さんの個性が光る、独自の制作スタイル

一般的なアニメ制作というと、分業制で多くのスタッフがパートごとに作業するイメージがあるかもしれませんが、「海ノ民話アニメーション」の大きな特徴は、1人の作家さんが最初から最後までを一貫して担当するという点です。

絵コンテから動き、仕上げに至るまで、作家さんの感性がダイレクトに反映されるからこそ、地域ごとの民話が持つ独特の空気感や、味わい深い世界観が生まれるのだと納得しました。

声の魔法と、民話が伝える「心」

映像だけでなく、「音」の現場でも驚きの連続!声優さんの演技力には脱帽です。 お一人で何役も演じ分けたり、キャラクターの感情を瞬時に声に乗せたり……その声のバリエーションの豊かさに、ただただ驚かされました。

こうしてデジタル技術とプロフェッショナルな技が集結して作られるアニメーションですが、描かれているのは、ずっと昔から語り継がれてきた「民話」です。

制作過程を見つめながら、ふと、不思議な感覚に包まれました。 目の前にあるのは現代のツールですが、そこで語られているのは、日本人ならではの死生観や道徳心、そして自然に対する畏敬の念や信仰心です。

先人たちが大切にしてきた教訓や想いを、アニメーションという現代のツールにのせて、今の子どもたちや未来へ伝えていく。その意義の大きさを、制作現場の熱気を通じて改めて強く確信した一日でした。

完成したアニメーションは、公式サイトやYouTubeで順次公開します。 地域の想いとクリエイターの魂がこもった作品たちを、どうぞ楽しみにしていてくださいね!

海ノ民話のまちプロジェクトとは・・・

海と深く関わりを持つ日本という国の「海とのつながり」と「地域の誇り」を

子どもたちに伝え、未来につなぐことを目的とし、

日本各地の無形文化財である「民話」の中から、

海の学びを内包する価値の高い話を選出して「海ノ民話アニメーション」として有形化し、

次世代のためにアーカイブします。

また、それらの民話を語り継がれてこられた地域を「海ノ民話のまち」と認定し、

共にPRや活用促進を図ります。

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