高校生落語プログラム、いよいよクライマックス!
こんにちは、ワールドエッグスの高田奨です。
海の問題を楽しく学ぶ「海の落語プロジェクト」に、高校生が挑戦する「高校生落語プログラム」が始動して早4か月。高校生たちの活動もいよいよ大詰めを迎えています。今回は、彼らがこれまでどのような活動を行ってきたのかをご紹介します。
※高校生落語プログラムについてはこちらをご覧ください
本プログラムには、海落語を創作・披露する「落語高校生」と、海洋問題を研究・発表する「海洋高校生」という2つのコースがあり、それぞれがペア(2人×5グループ)となって同じテーマで活動を進めています。
落語高校生の活動
落語コースを選択した5人の高校生たちは、プロの落語家からマンツーマンで指導を受け、オリジナルの海落語の創作と習得を目指します。参加者の中には落語研究会に所属する経験者も多いのですが、「海洋問題」をテーマに一から落語を創作するのは高度な技術が求められるため、当初はどのチームも頭を悩ませていました。
それでも、何度も打ち合わせを重ね、お互いのアイデアや意見をぶつけ合う中で、徐々にストーリーが形になってきました。話し合いの中では、高校生ならではの独創的な発想も次々と飛び出し、プロの落語家が驚く場面もあったほど。これまでにない新たな「海落語」の誕生に期待が高まります。


さて、落語の台本が完成しても、そこで終わりではありません。台本を暗記し、高座で披露できるように、ここからは落語のしぐさを身につけるための稽古が始まります。果たして本番までに間に合うでしょうか…
海洋高校生の活動
一方、海洋コースを選択した5人の高校生たちは、それぞれが選んだ海洋問題について調査・研究を行い、それを分かりやすく伝える発表を作り上げていきます。調査では、高校生たち自らが有識者や団体にアポを取り、インタビューやフィールドワークを実施しました。
対馬の海ごみ問題をテーマにした高校生は、現地のビーチクリーン活動に参加し、環境保全団体にインタビュー。海岸に流れ着いた大量の海ごみを目の当たりにし、発表にリアリティと熱意を込めることができました。
サンゴの白化現象を研究した高校生は、沖縄の海でサンゴの養殖活動を体験。サンゴの危機的状況を学んだだけでなく、初めて海に潜った感動が現地調査の大きな成果となったようです。


現地調査で得た知見や想いを基に研究発表の準備を進めますが、海の問題を分かりやすく楽しく伝えるのは簡単ではありません。聞き手を巻き込むアクティブラーニングのテクニックを井手迫先生から教わりましたが、本番でうまく披露できるでしょうか…
中間発表会
さて、そんな不安を払拭するため、本番のお披露目イベントに挑む前に中間発表会を開催しました。キックオフイベント以来、別々に活動していた5チームが久々に一堂に会し、これまでの稽古や研究の成果を披露しました。
実際に人前で発表したことで、それぞれの改善点が見つかりましたが、それ以上に互いの発表をお互いに見て良い刺激を受けた様子です。これからのさらなるブラッシュアップに期待が高まります。


お披露目イベントに乞うご期待!
そんな高校生たちが挑むのが、12月14日(日)に開催される「高校生うみ落語コンテスト」です。半年間にわたるプログラムの集大成としてステージに臨みます。高校生たちの熱演と学びの成果を、ぜひ会場でお楽しみください。
無料観覧申し込みはこちら▼
https://forms.gle/YdydMjzkTi7NuoPg7
