小学校の体育館が“海”になった日!360°映像などで学ぶ新感覚海体験イベントを開催
株式会社ワールドエッグスは、一般社団法人自然科学体験学習ネットワークとともに、場所や時間、ハンディキャップの有無などを問わず、誰もが海の世界を体験できる「バーチャルオーシャンプロジェクト」を推進しています。
同プロジェクトは2025年10月2日(木)、愛知県春日井市立白山小学校の4年生を対象に、海の魅力と海洋問題について学ぶ体験型プログラム「海の大冒険!ブッチくんと学ぶ探検ツアー!」を実施しました。
このプログラムは、最新の映像技術を活用した没入型の海洋学習プログラムとして、9月に東京・夢の島マリーナで開催された「MARINE FESTIVAL2025」で初披露された企画を、学校の授業向けに再構成したものです。巨大エアドームでの360度海中映像、VRゴーグルによる海中遊泳体験、魚のウロコの凹凸を特殊印刷で再現した「さかなかるた」という3つのコンテンツを組み合わせ、子どもたちが五感を使って海の魅力や海洋課題に触れ、海を“自分ごと”としてとらえることを目指しました。
当日、体育館に突如現れた巨大エアドームに、子どもたちは興味津々。ドーム内に入ると、360度に広がる海の世界に思わず歓声が上がりました。ナビゲーターのジンベエザメ「ブッチくん」が登場すると、子どもたちはブッチくんが出すクイズに積極的に参加し、リアルタイムの会話に夢中に。一方、ブッチくんが地球温暖化などの海洋問題について話し始めると、子どもたちは一転して真剣な表情に。映像とブッチくんの語りを食い入るように見つめる姿が印象的でした。

VR海中体験では、ゴーグルを装着した瞬間に「本当に海にいるみたい!」「魚がすぐそこにいる!」と驚きの声が次々と上がりました。バーチャル空間を通じて、海の美しさや生物多様性を直感的に体感できたことは、子どもたちの海への関心をぐっと引き上げたようです。

さかなかるたでは、読み札に記された魚の模様や特徴を手がかりに対応するカードを探し当てるルールで、遊びながら魚を学びました。よく知っている魚でも、模様や質感に注目すると新しい発見が生まれ、自然と知識が深まっていく様子が見られました。

参加した子どもたちからは「海の問題をブッチくんが教えてくれて、海の中で大変なことが起きているんだと思った」「さかなかるたが楽しかった。魚の名前は知っていたけど、模様はよく知らなかったから覚えられた」などの声が聞かれました。
バーチャルオーシャンプロジェクトは、テクノロジーを活用した新しい海洋教育のかたちとして、今後もさまざまな場所での体験プログラム展開を目指しています。
一般社団法人 自然科学体験学習ネットワーク
https://www.virtualocean.jp